社会福祉法人 広島県リハビリテーション協会

当法人・施設への見学・ご相談は 082-420-9200 受付時間:月〜金 9:00〜17:00 お問い合わせ

社会福祉法人広島県リハビリテーション協会 基本情報

令和3年度社会福祉法人広島県リハビリテーション協会事業報告

令和4年6月10日

はじめに

一昨年から世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症は、新たな変異を繰り返し依然として多くの新規感染者を出しています。法人施設におきましても、昨年と同様にその対策に追われる一年でした。そのような状況下、年明け2月からのロシアのウクライナ侵攻により、新たな世界的な食橿危機やガソリンの高騰、様々な物価高騰など景気の悪化と戦争拡大による世界情勢は不安が増大しています。それにより社会福祉法人による地域共生に向けての支援がより強く求められ、ますます多様化している福祉ニーズに適切に対応した相談支援と共に質の高い福祉サービスの提供を心掛けて地域福祉推進のための諸事業を展開しました。

当法人においてこれまでも推進してきました共生型福祉事業においては、子どもさんから高齢者まで、障がいの有無に関係なく幅広い地域の福祉ニーズに基づいた多世代交流をさらに実践すると共に、新たに、東広島市からの委託を受けて「八本松地域包括支援センター」事業を実証実験として実施いたしました。この事業により地元八本松地域における地域課題の早期発見・解決に向けた地域連携を一層図り、高齢者の福祉向上をこれまで以上に推進しながら、従来からの東広島キャンパス、呉キャンパスの基幹施設や各事業所と共に、地域共生型福祉のより一層の向上を職員一同で推進しました。

なお、全国各地、また広島県内においても多くの医療・福祉施設で新型コロナウイルス感染症のクラスター発生が報道される中、令和3年度におきましては当法人が運営する施設・事業所では発症者は出ましたが、クラスターには至らずに済みました。ご利用者様の安全と安心の確保を最重要視して、基本的な感染対策の確実な実践と、抗原検査キットやPCR検査の積極的な実施など、県市行政やご利用者様、保護者の方々、出入り業者の方など多くの方々のご協力をいただき感染予防対策に職員一同取り組みました。
新年度におきましても、より安心・安全なサービスの提供と全職員の健康維持確保のため、万全のコロナ感染予防に取り組みながらwithコロナに向けて、引き続き多くの皆様のご協力を得て最善を尽くします。

当法人の理事、監事、評議員の皆さま、ご利用者様・保護者皆様、地域の皆様のご協力のもとに一年を無事に終え、ここに関係者の皆様に格別のご理解とご協力いただきましたことを心より感謝申し上げまして、令和3年度の事業報告をさせていただきます。

令和3年度 法人事業計画

  • 1. 質の高い施設サービスの提供と福祉文化の創造への取り組み並びに危機管理強化
    (1)障がい児者、高齢者、児童などへの質の高い医療・福祉サービス提供
    (2)社会福祉事業に係る危機管理強化と将来展望による法人経営の在り方の検討
    (3)「福祉文化」の創造・発展に向けての取り組み
  • 2. 法人事業の充実強化と社会貢献事業の推進
    (1)地域共生社会のための福祉事業の推進とEPAの取り組み
    (2)少子高齢社会のニーズに対応した人材(財)確保とその働き方改革事業の推進
    (3)地域活動支援、相談支援などの実施により地域福祉・在宅福祉の推進