社会福祉法人 広島県リハビリテーション協会

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社会福祉法人広島県リハビリテーション協会 基本情報

令和6年度社会福祉法人広島県リハビリテーション協会事業報告

令和7年3月31日

はじめに

令和6年度も、新型コロナウイルス感染症は7月25日の夏場に広島県内において警報が発令されました。当法人各施設においても多数の感染者、またクラスターも発生しました。新型コロナ感染症は「5類」の扱いにはなりましたが、病気が変わったわけではなく、未だに治療薬も開発されておらず、施設運営の課題の一つとなりました。また令和6年度においては、近年減少していましたインフルエンザ感染者も増加し、他の感染症と共にその感染予防対応に追われ、従来実施していました施設開放行事等は開催できませんでした。感染症防止対策は、施設運営上、ご利用者様の安全・安心なサービス提供の基本的なものであり、法人職員一同、ご利用者様、ご家族皆様のご理解・ご協力の下に外出や、ご面会の自粛などにご協力を頂きました感染予防に努めてまいりました。ご理解・ご協力をいただき心から感謝いたしています。 

国内では米不足による価格の高騰、食料品をはじめとする日常生活に必要な各種の品々の値上げにより一般家庭同様に法人施設・事業所の運営も厳しさが増しています。また少子超高齢化時代を迎え、労働人口不足は全産業において課題となっている中で、我々、医療福祉分野における人材確保は一層厳しい状況です。

世界に目をやりますと、アメリカでトランプ大統領が就任して世界を混乱の渦に巻き込んでいる状況下、ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナに加え、インドとパキスタン間においても新たな国際社会を不安にさせる紛争が起きています。今後の世界情勢の動向による、日本経済そして法人経営への悪影響が強く懸念されています。

このような法人施設を取り巻く環境下、社会に求められているSDGsの取り組みや、社会福祉法人に義務化された社会貢献事業、地域共生社会の推進などの取り組みとともに、インクルーシブ社会でますます多様化している福祉ニーズに適切に対応したサービスの提供がより強く求められています。

当法人の理事、監事、評議員の皆様、ご利用者様・ご家族の皆様、地域の皆様のご支援ご協力をいただき、この一年を終えることができました。ここに関係者の皆様に格別のご理解とご協力いただきましたことを心より感謝申し上げまして、令和6年度の事業報告をさせていただきます。

令和6年度法人事業計画

    1.質の高い施設サービスの提供と福祉文化の創造への取り組み並びに危機管理強化

  • (1) 障がい児者、高齢者、児童などへの質の高い医療・福祉サービスの提供
  • (2) 社会福祉事業に係る危機管理強化と将来展望による法人経営の在り方の検討
  • (3) 「地域福祉」「地域共生」「福祉文化」の創造・発展に向けての取り組み
  • 2.法人事業の充実強化と社会貢献事業の推進

  • (1) ICT活用への取り組みと地域共生社会推進のための組織化とその事業展開
  • (2) 少子高齢社会のニーズに対応したEPA等人材(財)確保とその働き方改革の推進
  • (3) 地域密着連携会議、地域活動支援、相談支援などの実施により地域福祉・在宅福祉の推進