社会福祉法人 広島県リハビリテーション協会

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社会福祉法人広島県リハビリテーション協会 基本情報

令和4年度社会福祉法人広島県リハビリテーション協会事業報告

令和5年3月31日

はじめに

2020年1月15日に国内で初の新型コロナウイルス感染症が確認されて丸3年が経過し4年目を迎えています。その間、ウイルスは新たな変異を繰り返し、令和4年度においては主にオミクロン株による第6波、第7波、第8波の大流行となりました。職員にはワクチン接種も特別休暇制度を設けて接種を推進し、接種可能な職員は令和4年度内に5度目の接種も実施してまいりましたが、当法人施設におきましても「ときわ台ホーム」「ときわ呉」「特養ときわ」の3つの入所系施設において施設内クラスターが発生し、各施設共にその対策に追われました。一時期は、市中感染の大流行もあり、感染防止の備品不足、感染及び濃厚接触者としての自宅待機等により人員不足の状況で、広島県や東広島市、呉市の医療・行政機関にも検査キットの提供や備品の提供をいただました。そして何よりも、ご利用者様・ご家族皆様には面会や外出等の自粛、全職員におきましても不要不急な外出の自粛、飲食の人数制限等、感染予防対策のご理解.ご協力をいただき職員一丸となり危機を乗り越え終息致しました。

また昨年から始まったロシアのウクライナ侵攻により、世界中で核戦争への不安が拡がり、物価の高騰、エネルギー危機問題が大きな課題となっています。当法人施設におきましても食品の値上がりや電気代の高騰など新たな施設経営の不安が増しています。令和5年5月には、世界で唯一の被爆国日本、ここ広島でG7サミット拡大会議が開催されます、この戦争が終結し不安が払拭されることを切に願っています。

そのような状況下、障がい者や高齢者、児童、また、インクルーシブ社会にむけての社会福祉法人による地域共生社会への取り組みがより強く求められ、ますます多様化している福祉ニーズに適切に対応したサービスの提供が求められており、コロナ禍におきましてもそのニーズに可能な限り対応し、幅広い地域の福祉ニーズに基づいた多世代交流を実践すると共に、東広島市からの正式な委託を受けて「八本松地域包括支援センター」事業を実施いたしました。この事業により地元八本松地域における地域課題の早期発見・解決に向けた地域連携を一層図り、高齢者の福祉向上をこれまで以上に推進しながら、従来からの東広島キャンパス、呉キャンパスの基幹施設や各事業所と共に、地域共生型福祉のより一層の向上を職員一同で推進しました。

新年度におきましても、より安心・安全なサービスの提供と全職員の健康持確保のため、万全の感染症感染予防に取り組みながら新たなフレーズに向けて、引き続き多くの皆様のご協力を得て最善を尽くします。

当法人の理事、監事、評議員の皆さま、ご利用者様・ご家族の皆様、地域の皆様のご協力のもとに一年を終え、ここに関係者の皆様に格別のご理解とご協力いただきましたことを心より感謝申し上げまして、令和4年度の事業報告をさせていただきます。

令和4年度法人事業計画

  • 1. 質の高い施設サービスの提供と福祉文化の創造への取り組み並びに危機管理強化
    (1) 障がい児者、高齢者、児童などへの質の高い医療・福祉サービスの提供
    (2) 社会福祉事業に係る危機管理強化と将来展望による法人経営の在り方の検討
    (3)「地域福祉」「地域共生」「福祉文化」の創造・発展に向けての取り組み
  • 2. 法人事業の充実強化と社会貢献事業の推進
    (1) 地域共生社会のための福祉事業の推進とEPA等の取り組み
    (2) 少子高齢社会のニーズに対応した人材(財)確保とその働き方改革の推進
    (3) 地域密着連携会議、地域活動支援、相談支援などの実施により地域福祉・在宅福祉の推進